看護師求人の現状をみる

まず、今の看護師の職場における問題を挙げておく。労働条件の低さ、またそのことに起因する離職率の高さ、その結果としての慢性の看護師不足という問題が医療現場には山積している。このような中で、看護師求人の現状をみてみると現役で働く看護師の数よりも必要な看護師の数の方が多くなっており、慢性的な看護師不足が起こっている。この動きに拍車をかけたのが2006年、入院病棟における看護師配置基準が改定されたことである。この改定の骨子は看護師の数が多いほど病院側が受け取る診療報酬が多くなる、というシステムである。コのシステムが採用された結果、全国の病院では看護師争奪戦の動きが顕著に起きているのである。また、看護師求人の現状を語る上で特筆すべきは、高齢化社会という問題である。

 

高齢化社会に伴って、看護師の需要は、従前の病院・医院のみならず介護・福祉施設でも数多く見込まれるようになってきている。また看護師の需要、看護師の求人について地域的に見てみると、都心部にくらべて医療の人手不足に悩む地方での看護師の需要はかなり高まっている、と見ることができる。この結果、都心よりも地域医療に興味があるもの、Uターンを考えている者にとってはかなり条件の良い職場が見つかるのではないだろうか。このように看護師側としては売り手市場であり、都心部よりも地方においてさらにその傾向が強い、というのが看護師求人の現状をみた場合に指摘できる点である。

 

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